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2017年10月 7日 (土)

アウトレイジ 最終章

36044
 日本
 犯罪&アクション&任侠・ヤクザ
 監督:北野武
 出演:ビートたけし
     西田敏行
     大森南朋
     ピエール瀧


                                                                                  【物語】     (シネマトゥデイ)
 関東の山王会と関西の花菱会の間で起きたし烈な権力闘争の後、大友は韓国に拠点を移す。
彼は日本と韓国の裏社会で暗躍する実力者張会長の下にいたが、ある時、韓国に出張中の花菱会の花田が騒ぎを起こし、張会長の部下を殺害してしまう。この事件を発端に張会長と花菱会の関係は険悪になり…。

 時世もあるんだろうけど、切った張ったの任侠&ヤクザ映画が劇場で公開されることは昔ほどに目にしなくなった気がしなくもなうえにVシネあたりでしか楽しめない当世に世界の北野というネームバリューもあってもちろん規制はかかっているものの本シリーズが普通にシネコンあたりで公開されることは少なからずこの手の作品が好きな者としては実にありがたい。
そんなこんなで本シリーズも最終章ということで張り切って観に行ってきた。

【後半ネタバレやや気味につき注意】
 大友の行動に納得しかねるものがあったものの、今までのように暴力で解決(まぁ万事そうなんだけど)に特化したものではなく利や保身、取り込みに裏切りの政争にウェイトを置いてと前2作とは違ったつくりで、暴力闘争を経ての政争の作りが好きなこともあって概ね満足。とにもかくにもヤクザの世界も結局は暴力ではなく政治力とビジネスに長けた奴、巧く立ち回れる奴が勝つってぇところやヤクザの大友、警察の繁田と組織の中で抗う個、所詮一介のサラリーマンと変わらずの描写はリアル。
 政争劇がオモシロかった反面、的にかけられる面々の殺られ方の暴力描写と殺るか殺られるかの緊張感は気持ちパワーダウンの印象、なのにパーティー会場での乱射騒ぎはあまりにも感が強くありでドンパチの行のバランスがどうも…と、その辺を楽しみにしてもいたんで満足と物足りなさ(もしくは微妙)半分半分といったところ。
 結局のところクセ者の西野がクセ者を多く抱き込んで会長の座に就いたのはその手腕によるところだから納得も個人的には何だかんだで山王会の白山&五味のポンコツコンビが生き残ってを期待したんだけど、まさかああいったことになるとは…実に惜しい2人なだけに北野監督にこの2人でコメディタッチの【外伝】を撮ってほしい気がしないでも。

 前2作での風貌と凄味のあった演技は本物と思わせられただけに花菱会若頭補佐中田役の塩見三省の大きな病気のあとの弱々しい姿を観るのがつらいし残念。花菱会若頭西野役の西田敏行も同様に病み上がりとのことで以前ほどに覇気は感じられず。それでもそれなりに凄味を感じさせるんだからスゴイとしか言いようがない。
「凶悪」と本作ですっかりヤクザ役が板についた感の出てきたピエール瀧、エリート俄かヤクザの大杉漣、刑事の松重豊、やっぱり食えない役どころの岸部一徳の存在は観ていてホント楽しかった。

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コメント

風情さん☆
パーティ会場での乱射は「セーラー服と機関銃」??って思っちゃいました(笑)
日本の社会を風刺したさすがだなって感じですが、前2作に比べると怖さとか緊張感はパワーダウンでしたよね・・・
それだけに唯一迫力の西田さんと塩見さんも実は病には勝てなかったのですね・・・

コメント感謝です♪

あぁ~なるほど~、言われてみれば確かに「セーラー服と機関銃」の趣がありましたね。
まぁ、前2作のバイオレンスにウェイトを置いた作りに対して本作は保身、裏切り等の知略戦だったぶん引力がパワーダウンしちゃってたのが気持ち残念です。
でも個人的にはこの知略戦、政争劇にシビれるところがあってでもあるんで、ホント満足と物足りなさ半々なんすよねぇ…。
塩見三省の啖呵なんざマジで本物にしか見えないくらいに迫力があったんで、あの病み上がり後の弱々しい姿が…です…r(^^;)

10/8に地元の映画館で見てきました。

「セーラー服と機関銃」・・・なつかしい・・・今現在は 40代になって腹が出てるオッサンのボクでさえ 幼稚園に入園したころの作品でした。時代を感じさせられます。

>とにもかくにもヤクザの世界も結局は暴力ではなく政治力とビジネスに長けた奴、巧く立ち回れる奴が勝つってぇところやヤクザの大友、警察の繁田と組織の中で抗う個、所詮一介のサラリーマンと変わらずの描写はリアル。
 そんなもんですよね。でも大杉連さん演じた 先代会長の娘婿という立場で二代目に就任したものの 一種の「七光り」で威張ってる感じでしたから組内の評判も悪くまとめる結束力も弱い。
まあ トップの器じゃなかったですね。

コメント感謝です♪

ヤクザ業界に詳しくはねぇんでよくは解らんところですが、アメリカでも香港のマフィアでも最初は実力行使だけど、組織が出来上がってくるとビジネス重視しきて、合法化を目指したりする傾向にあることを目にすると、本作での大杉連の役柄も少なからずそういう傾向の描写だったのかもです。
おっしゃる通りビジネスマン→ヤクザではなくヤクザ→ビジネスマンの流れであれば、下もついて来たのかもですね♪ (゚▽゚)v

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