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2017年9月16日 (土)

オン・ザ・ミルキー・ロード

Otmr
 セルビア&イギリス&アメリカ
 コメディ&ロマンス&ファンタジー
 監督:エミール・クストリッツァ
 出演:モニカ・ベルッチ
     エミール・クストリッツァ
     ミキ・マノイロヴィッチ
     スロボダ・ミチャロビッチ


                                                                                  【物語】     (シネマトゥデイ)
 戦時中のある国で、銃弾を横目にしながらロバに乗って、兵士たちがいる前線までミルクを届けているコスタ。
コスタは、村の英雄ザガの花嫁になるミステリアスな美女と出会い、恋仲になる。
しかし、彼女のある過去のために村が襲撃され、二人は村を飛び出す。

 敬愛する映画監督のひとりであるエミール・クストリッツァ監督の「ウェディング・ベルを鳴らせ!」以来(「マラドーナ」もあったけどこちらはドキュメンタリーなんで除外)約10年ぶりとなる新作。しかも珍しくモニカ・ベルッチと世界的に名の通った女優さんをキャスティングとあったりで、いちファンとしては久々もあって期するところが大きくあったんで張り切って観に行ってきた。

 戦争、動物、ロマンス、音楽、結婚式と祝祭で彩った寓話的世界観はクストリッツァ節健在といったところで、その辺は満足いくものではあったけれども、中盤以降から牧歌的な雰囲気は一気に薄れ、やたらと人と動物が無暗に殺されていくシーンが目につき、過去の作品でもシニカルさこそあれここまで暴力的な描写(この辺は戦争における犠牲云々の諸々を語ってるんだろうけど)を観た記憶がないだけにいつもとは違う作風に戸惑いというか、馴染めずで中盤以降はしんどさが先行した感じ…個人的には「アンダーグラウンド」の一大叙事詩的な作風よりも、近々の作品のドリフを彷彿とさせるドタバタ大団円や観終わったあとのホッコリ感が好みなうえに期待していただけにチョイ残念といったところ。
 音楽のリズムにあわせて体を動かす主人公の心情を表したハヤブサ、ロバ、クマ、ヘビ、観るのがつらくあったヒツジの群れと本作でも動物たちの活躍は目覚ましいものがあった。ヘビはやむなくCGになってしまったけれどもそれ以外はすべて本物というからスゴイ。ホント毎度毎度クストリッツァ監督の動物の描き方は観ていてとても楽しくあるのは間違いないところ。
今でこそセルビアもクロアチアも平和になり観光立国になってるけど、10年ほど前までは互いに殺し合うことが日常であったりしたからこそ、クストリッツァ監督は平和を意味する結婚式や祝祭に対して特別な感情を持っているのかもなぁと本作を観てあらためて感じさせられた。

 ヒロインの花嫁役のモニカ・ベルッチはイタリアの宝石と称されただけあって50代になっても確かにキレイだとは思うけど、世間で誉めそやかされるほどイイとは思えず…同じ50代なら贔屓なこともあってコン・リー様の方が断然あり。
そんなワケで主人公コスタに恋するでもう一人のヒロインのミレナ役のスロボダ・ミチャロヴィッチの方に目が行ったかなぁと。

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隣国と戦争中のとある国。 右肩にハヤブサを乗せた男コスタは、銃弾をかわしながら毎日ロバに乗り前線の兵士たちにミルクを届ける配達係。 ミルク屋の娘ミレナはコスタに想いを寄せており、英雄である兵士の兄と同じ日に結婚式を挙げようと、ワケありの美女を兄の花嫁にと見つけてきた。 ところが、その花嫁とコスタが、出会った瞬間に惹かれ合ってしまう…。 コメディ。... [続きを読む]

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