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2017年7月30日 (日)

ボン・ボヤージュ ~家族旅行は大暴走~

A_fond
 フランス
 コメディ&アクション
 監督:ニコラ・ブナム
 出演:ジョゼ・ガルシア
     アンドレ・デュソリエ
     カロリーヌ・ヴィニョ
     ジョゼフィーヌ・カリエ


                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 整形外科医のトムは夏休みを迎え、家族でバカンスに出掛ける。最新テクノロジーが搭載されているという真紅の新車に、妊娠中の妻ジュリア、9歳の娘リゾン、やんちゃな7歳の息子ノエを乗せて出発する。
意気揚々とハイウェイを進むトムだったが、突如として車のブレーキが利かなくなって時速160キロメートルで暴走。さらに、役立たずな警官や追走してくる男との遭遇、後部座席に潜む謎の存在によって一家は大混乱に陥っていく。

 ポスター、チラシの趣から「リトル・ミス・サンシャイン」のうように雰囲気が感じられ、ほのぼの&ホッコリのコメディロードムービーは大好物なうえにそう大きくハズレることもないし、それに穏やかそうな顔立ちとは裏腹に硬の役柄もハマるご贔屓のフランス人俳優のアンドレ・デュソリエ出演とあって期待するところが大きくあったので張り切って観に行ってきた。

 周りの迷惑を顧みない傍若無人のじぃさんさんを中心にバラバラだった家族がドライブ旅行中、紆余曲折を経て絆を再確認して云々の設定は「リトル・ミス・サンシャイン」と変わらないものの、ほのぼの&ホッコリ感は皆無…あるのは車の自動速度制御装置とブレーキが故障し、高速道路を時速160kmで大爆走する緊張感と車内で繰り広げられる悲喜こもごも…バカまる出しの人間ドラマのユルさと緩急の差が激しいながらも絶妙なバランス感。そして雪だるま式に状況が悪化していく様はおかしく、期待したものと違った作品だったけれどもこういうおバカなコメディ作品も大好物なんで、イイ意味で裏切られたオモシロイ作品だった。
 家族とはまったく関係ないのに騒動に巻き込まれた挙句、意味もなく最大の被害を被ったBMWの持ち主と、交通警察の卓球好きの女性上司の傲岸不遜ぶりがこれまた最高。また、実際に高速道路で160kmのスピードで撮影したというからスゴイ。なので監督を覚えておこうと思い調べてみれば、先日観た「世界の果てまでヒャッハー!」の監督さんだった。
最近ではこう言うおバカなドタバタコメディ映画は以前より公開される機会が少なくなったような気もするし、上映館数こそ少ないけど立て続けに公開されているんで、今後とも注目して行こうかと。

 本作での傍若無人のじぃさんから、お人よし、そしてイヤらしい役までと改めてその守備範囲の広さに感心させられたアンドレ・デュソリエが抜群の存在感をしめしていた。ロバート・ダウニー・Jr似のパパさん役のジョゼ・ガルシアは一見まもとに見えるもその実、じぃさんばりにぶっ飛んでる役でオモシロかった。

2017年7月29日 (土)

ザ・マミー / 呪われた砂漠の王女

The_mummy
 アメリカ
 アドベンチャー&ホラー
 監督:アレックス・カーツマン
 出演:トム・クルーズ
     ソフィア・ブテラ
     アナベル・ウォーリス
     ラッセル・クロウ


 【物語】     (シネマトゥデイ)
 中東で、古代エジプトの文字が刻まれた石棺が発見される。その発掘に居合わせたアメリカ軍関係者のニックは、考古学者のジェニーらと共に調査のために石棺をイギリスに運ぶ飛行機に乗り込む。
だが、フライト中に思いも寄らぬアクシデントが起きて、ニックをはじめとする軍関係者を乗せたまま輸送機はロンドン郊外に墜落し、石棺の所在もわからなくなってしまう。

 これと言った理由は見当たらないもののミイラは狼男、フランケンシュタインに次いで好きな西洋モンスターにランクイン。
にも関わらずミイラに関しての小説はおろか映画でみても「ハムナプトラ」シリーズは別として、10年ほど前に観た「プレスリーvsミイラ男」とミイラものとして正道というよりかは脇にそれたものばかり。街中で大々的に暴れるシーンに「何かなぁ…」と思わなくもだけど、ミイラには大きく惹かれるところだし、主演もご贔屓のトムさんとあってはってぇことで張り切って観に行ってきた。

 ほほう、本作はユニバーサル・ピクチャーズが掲げる西洋モンスター映画たちを「1つのシリーズ」とした「ダーク・ユニバース」なる企画の記念すべき打ち初め作品とのこと。映画好きだけれども諸々の情報にはあまり興味がないこともあって全力で疎いだけに「ダーク・ユニバース」の企画を知ったときは心底からウレシく思えた。しかも今後は「フランケンシュタインの花嫁」や「大アマゾンの半魚人」と大好きな古典ホラーの名作を予定しているらしくウレシさもさらに倍ってぇところ♪
日本映画界もコミックス原作の実写化ばかりじゃなく、「怪談雪女郎」「四谷怪談」や「耳なし芳一」等の昔の怪談物を夏休みに公開くらいのことぐらいはやってみてもいい気がするし、欲しくもある。
 それはそれとして本作は1932年の「ミイラ再生」のリブートとのことらしく、先に述べたようにオリジナルは未見なんで比べようもなくその辺は残念といったところ。一応は古代エジプトの抹消された黒歴史に登場した狂女が現代に蘇って云々はまだミイラ感ありも手下の皆さんはミイラというりかはゾンビの趣(確かにミイラは動く死人なワケだから決して間違いではないんだけど…。)に近いうえにウェイトがアクションに寄ってるためホラーとしてはいささかといったところ。
 それでもトムさんがミイラの特性を取り込み?モンスター化して敵を倒し、モンスターによるモンスターハンターとして新たな冒険のスタートに出た流れとラストに満足、そして何より…と言っても名前で正体が即解りだけど、当初は灰色の人物と思っていたヘンリー氏がジキル&ハイド氏で、トムさんの後ろ盾として控えての設定は2作目に大きな期待抱かさせものがあって最高!
ただ何故にエジプトの女王をわざわざ中東地域に持ち出し、そこで銃撃戦、爆撃を展開したのかということで、そんなつもりがなかったとしても、昨今のアメリカと中東の関係なんかを鑑みるとであまりイイ気持ちはしない。

 トムさんは今回も走ったり、潜ったりと大活躍で申し分なしだし、ラッセル・クロウの存在感も抜群。
アマネット役のソフィア・ブテラってどっか観たことあんだよなぁと記憶の糸を手繰り寄せながらの鑑賞。どうしても思い出せないので調べてみれば「キングスマン」でブレード付きの義足を付けた殺し屋ガゼル役の女優さんだった。

2017年7月23日 (日)

ウィッチ

The_witch
 アメリカ
 ホラー
 監督:ロバート・エガース
 出演:アニヤ・テイラー=ジョイ
     ラルフ・アイネソン
     ケイト・ディッキー
     ハービー・スクリムショウ


【物語】     (シネマトゥデイ)
 1630年のアメリカ・ニューイングランド。信仰心のあついキリスト教徒の一家が村外れの森の近くに移り住んでくる。
ある日、生後間もない赤ん坊が突如姿を消す。一家に不穏な空気が流れる中、父ウィリアムは、まな娘のトマシンが魔女ではないかと疑い…。

 今年に入って個人的に目ぼしいホラー作品が見当たらなかったところにあって「スプリット」に出演していてチョイ気になる存在となったアニャ・テイラー=ジョイ主演の古典ホラーの趣に触手が反応。なによりクーラーの利いた劇場で物理的な涼はもちろんとして、ホラー作品でも観て精神的に内側から涼しくなるのも暑さ対策の一環ということで張り切って観に行ってきた。

 魔女や狼にまつわる民間伝承を織り交ぜながら良くいえば敬虔、悪くいえば盲信による教義的視野から生じる疑念と神に祈るも救いを得られず瓦解していく皮肉なプロセスと宗教観、観てる側にストレスをあたえる集団ヒステリーの演出は派手なビビらせ演出はほぼ皆無ながらも静謐で暗いトーンの空気と相まって思った以上にズシンとくる怖さが。
 家族から魔女の疑いをかけられ追い詰められた主人公の少女トマシンがその苦しみから逃れるため、そしてトマシンに性的な魅力を感じていいなくもない弟を森の中で弟を誘惑した魔女らしき女性は実はトマシンであったと「パンズラビリンス」のように自分が作り上げた世界の住人といったものとして観ていたんだけど、ラストに出てくる森に潜む女性たちの姿を観るとやっぱり魔女は実在し、トマシンを心身ともに捕えたのであったのかなぁと思えたり思えなかったりで、概ね高評価ながらもどう捉えてイイのかよくわかってないのが正直なところ…それでもこういう【静】の恐怖はかなり好き。

 暗いトーン、黒ヤギと対をなすかのように主人公トマシン役のアニヤ・テイラー=ジョイの衣装と肌の効果も手伝って白い存在感が抜群にヨカッタし、先日の「スプリット」より2年前の作品ということもあって、まだ幼さがあって「スプリット」と比べると断然本作の方がカワイイ。終始不快の原因をつくる幼い双子の存在はなかなか。

2017年7月16日 (日)

パワーレンジャー

Power_rangers
 アメリカ&カナダ
 アクション&ヒーロー&特撮
 監督:ディーン・イズラライト
 出演:デイカー・モンゴメリー
     ナオミ・スコット
     RJ・サイラー
     ベッキー・G


【物語】     (シネマトゥデイ)
 紀元前の地球。世界の運命を決める戦いが起こり、地球はある5人の戦士によって危機を脱した。
そして現代、小さな町“エンジェル・グローブ”に暮らす5人の平凡な高校生たちは、運命に導かれるように出会い、驚異的な力を身に付ける。やがて彼らは、地球に迫る脅威に立ち向かうことになるのだった。

 95年に映画化されたハリウッド版、ケイン・コスギが出演していたTV版ともどもアメリカの「パワーレンジャー」は未見。
正直なところ何故にここに来て戦隊ものなんだろ?と思わなくもだけど、マーベルシリーズも一部のシリーズを除いた、そして海賊に変形ロボットシリーズも個人的に切り捨てちゃってるんで、新たなヒーローもの探しの意味合いと諸々興味ありってぇ感じなんで、張り切って観に行ってきた。

 後にチームに新メンバーとして加入することとなったブラックバイソンは問題ないとしても「グリーンサイ!」の「サイ」が日本語だったことに子供ながらに心底ガッカリさせられた「超獣戦隊ライブマン」と、戦うトレンディドラマとして傑作の誉れ高い「鳥人戦隊ジェットマン」あたりを最後に卒業して以来、今日にいたるまで戦隊ものは何ひとつとして観ていないし、特別に詳しいワケでもねぇんで、あまりエラそうなことを言えた身分じゃねぇのも、本作が日本向けに撮られたものでないことも十分に承知してはいるとはいえ、正直なところなところどれだけ戦隊ものを理解してるのか不安の心持ちだったのが本音。
 ところがそんな杞憂も何処へやら?で、採石場での戦いをはじめ、金を得るために宝飾店を襲ったりと小さいことをコツコツやるボス敵と見た目とは裏腹に弱い戦闘員の皆さん、そして各マシンが合体して巨大ロボにと戦隊ものに必要不可欠な要素やお約束をきちんと取り込んでいて「ゴジラ」のように「そうじゃないんだよなぁ…。」ではなく、戦隊ものに一家言ある日本人も納得できうるつくりだったんじゃないかなぁと。また、商戦を意識したのか? バンブルビー潰しネタや「ジョジョの奇妙な冒険 第2部」のカーズの行を彷彿させる決着のシーンなんかはオモシロく大満足以上。
 とは言え、思うところも多々あり…ロボはあんなスマートな代物ではなく、ゴツ過ぎて関節が曲がらないうえに動きもおそろしく鈍いメカメカ感が半端ない見てくれ、最後は剣による必殺技、そして各マシン一体一体が足、腕、胴へと変形して最後に頭と合体する様をキチンと描いて欲しくあった。5人それぞれの背景なども描かれていたけれどもメカに強い、記憶力がイイ、身体能力に優れてる等の特性はそれほど活かされてはおらずだったのが残念かなぁと…まぁ、戦隊ものなんで作り込みすぎてもそれはそれでオモシロくなくなるだろうから、これで正解だったのかもね。

 グリーンの新規加入って端から続編ありきたったのね。新メンバー加入ってぇのもいかにも戦隊ものらしくてイイね。
最近ではゴールドやらシルバーなんてのもいるけど、あと増やしてもホワイトかパープルまでが限界だな。
何せよ、マーベルシリーズのようにゴチャゴチャさせたり、ヘタにド派手破壊アクションにしたりしないで、「タイムボカン」シリーズ同様に【タイトル変われど中身変わらず】のイイ感じにユル~く続けていってほしくある。

2017年7月 9日 (日)

ヒトラーへの285枚の葉書

Lone_in_berlin
 ドイツ&フランス&イギリス
 ドラマ&戦争&サスペンス
 監督:ヴァンサン・ペレーズ
 出演:エマ・トンプソン
     ブレンダン・グリーソン
     ダニエル・ブリュール
     ミカエル・パーシュブラント


【物語】     (シネマトゥデイ)
 1940年6月、フランスがドイツに屈して間もなく、ベルリンで慎ましい生活を送るオットーとアンナ夫妻は一通の書状を受け取る。それは愛する一人息子ハンスの戦死の知らせで、二人は悲しみに暮れる。その後ペンを執ったオットーは、アドルフ・ヒトラー総統を非難する内容の文章をしたため…。

 シリアスからコメディと多角多面の目線で描かれるドイツ産のヒトラーおよびナチスものはどれも勉強にもなれば、感慨深くもあり、そして何よりオモシロくどれも秀作揃いなんで本作もきっとそうであるはずの期待と、ご贔屓の女優さんなれどオレの趣味と合わないことが多くなかなか出演作を観る機会に恵まれないでいるエマ・トンプソン女史の主演作とあって公開を楽しみにしていた作品なんで張り切って観に行ってきた。

 それまでナチスを支持するも息子が戦死を機に反ナチスに転じ、ナチスやヒトラーを批判するメッセージを綴った葉書を街中に置くといったドイツ人夫婦の抵抗活動は「白バラの祈り」のゾフィー・ショルのように大きなものでも「ヒトラー暗殺、13分の誤算」のゲオルク・エルザーのように強硬手段に出たものでもなく、とても地味で小さなものであったけれども、上記の2人にも勝るとも劣らないその反骨精神と、捕まることを恐れながらもすでに死を覚悟して活動する夫唱婦随の絆は胸に大きく響く。
 285枚の葉書が街中に置かれ、捕まるのが怖くて届け出られたのを含めゲシュタポが回収できたのは267枚とのこと。残りの18枚は人知れず捨てられたのかもだけど、ふたりに共感する人たちに拾われた、少なからず影響を受けることとなった人たちの手にと思いたいし、当時ドイツ国民の誰しもがヒトラー、ナチス政権を迎合したなかにあって、間違っていると声を上げた市井の人々がいたことを綴った本作の存在はヒトラーは当たり前として最近では「アイヒマン・ショー」「アイヒマンを追え!」等でホロコースに関与したアドルフ・アイヒマン以上に今まで知り得なかった出来事だったりするんでこういう作品は大いにありがたい。
 そにれ付随して捜査官としての矜持と自身の正義感と置かれている立場に戸惑い、自身の行動に苦悩する抗議文事件の犯人逮捕捜査をするゲシュタポのエッシャリヒ警部のエピソードをはじめ、ユダヤ人の老女を匿う老判事、密告者、体裁を繕うためにでっち上げられた犠牲者、とナチス政権下における恐怖政治、戦争に巻き込まれた市井の人々それぞれのエピソードも感慨深く素晴らしかった。

 ご贔屓のエマ・トンプソン女史、そしてブレンダン・グリーソンのムリに若作りしない年相応の役柄を静謐で重厚感ある演技はかなり見応えあり。もう今更だけどエマ女史は元旦那のケネス・ブラナーもご贔屓だし、才能あるふたりだったから離婚したときはホント残念だったなぁ…。エッシャリヒ警部役のダニエル・ブリュールの揺れる心のうちに憔悴気味になっていく後半の演技での存在感は上記のふたりに勝るとも劣らない。

2017年7月 2日 (日)

ディストピア パンドラの少女

The_girl_with_all_3
 イギリス&アメリカ
 SF&ホラー&ドラマ
 監督:コーム・マッカーシー
 出演:ジェマ・アータートン
     パディ・コンシダイン
     グレン・クローズ
     セニア・ナニュア


【物語】     (シネマトゥデイ)
 パンデミックにより人類の大多数が捕食本能に支配され凶暴化し、社会が崩壊した近未来。
イングランドの田舎町にある軍事基地では、ウイルスに感染しながらも思考能力を保つ子供たちセカンドチルドレンから、
全世界を救うワクチンを開発する研究が進められていた。
ある日、その子供たちの中に知能を持つ少女メラニーが現れ…。

 海賊と忍者のどちらを観るかで散々悩むも、正直なところ人気海賊シリーズはとうの昔に飽きてるのが本音。また忍者の方はオモシロそうだけれども主演のアイドルがあまり得意じゃないことから結局どちらもスルーすることに。
そんなワケで、あまり得意ではない暗めのSFだけれども先の2作品より惹かれるところが大きくあったので、本作を張り切って観に行ってきた。

 大きく惹かれたとはいえ、フェイスガードを装着した少女がデザインされた本作のチラシを観て直観的にオモシロそうと思え、実のところストーリーや設定に関しては本編を観るまでまったくチェックを入れてなかったうえに冒頭の密室空間で展開される退廃的で不穏なSFチックな空気がかなりヨカッタだけにゾンビサバイバルものであったことに気持ち戸惑いを覚えたのが実のところ。
 緊迫感あふれる前半と失速した後半と落差があるものの「バイオハザード」のようにケミカルなものによる人為的なゾンビ化ではなく、真菌によるパンデミックという自然発生であるあたりや、感染時妊婦さんから生まれた子はウィルスと共生することができ、他のゾンビと比べると若干の知性や感情を備えたセカンドチルドレンたちの存在や、普段は動かずも人間の匂いや物音、動きに反応するというまるでキョンシーのようなゾンビ(キョンシーもゾンビなんだけどね…。)の設定はオリジナリティ性が高くあったし、メラニーの存在をギリシャ神話のパンドラのエピと準え、教育がのオチも一風変わっていてオモシロい。
 荒廃したロンドンの街並みがあまりにもよく出来ていたんで感心したんだけど、なんでもチェルノブイリ近郊の街だか村で撮影したとのことで、どうりで荒廃ぶりがリアルなワケだと納得。人の声ぽくもあり、テルミンの音ぽくもある音と、宗教的であり癒し系にも聴こえなくもない異様で不安を掻き立てる音楽が素晴らしい。
また、オレのようにワンコやニャンコがつらい目にあうシーンが苦手な人はご注意あれ。

 メラニーに対して母性愛を見せるジャスティノー先生役のジェマ・アータートンってお初にお目にかかる女優さんかと思いきや「007 / 慰めの報酬」「パイレーツ・ロック」や他の作品でチョイチョイ目にしていたらしい。どことなくお気に入りのブライス・ダラス・ハワードに似ていなくも。使命感と自己の好奇心から破滅していくコールドウェル博士役のグレン・クローズの存在感はさすがのひとこと。実のところ彼女が登場したときどこのオッサンかと思ってしまった…。

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