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2017年6月18日 (日)

コール・オブ・ヒーローズ / 武勇伝

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 中国
 アクション
 監督:ベニー・チャン
 出演:ラウ・チンワン
     ルイス・クー
     エディ・ポン
     ウー・ジン


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 1910年代の中国。国内は内戦状態にあったものの、片田舎の村・普城ではヤン団長が指揮する自警団が守りを固めていたため人々は平和に暮らしていた。だが、各地で略奪と虐殺を繰り返す、ツァオ将軍率いる軍閥が普城に迫っていた。ある時、将軍の息子ツァオ・シャオルンが一人で村に乗り込み、女性と子供を含む3人を亡き者にし…。

 「おじいちゃんはデブゴン」に続くサモ・ハン is Back 企画の第2弾!
と言ってもサモ・ハンはチョイ露出のみでいつものアクション監督業、それでもルイス・クーを筆頭にラウ・チンワン、ウー・ジンとご贔屓のメンツが顔を揃えた贅沢な作品だったんで、たとえ雨が降ろうが、空からタライが連続して頭の上に落ちてこようが、コレを観なかったら絶対に公開するに違ぇねぇってことで、張り切って観に行ってきた。

 当初、後に主人公のマーとイイ雰囲気になるヒロインと目していた女先生のパク・レンが早々に共に避難してきた子供とともに撃ち殺されたり、ラスボスのツァオ・シャオルンも最後はマーの拳によってではなく、恨みを買った一般の人たちによるリンチ死に杭刺しと、思いのほか血が流され、エグい殺される描写が多く、気持ち趣の変わった勧善懲悪の武侠映画。おまけに西部劇の雰囲気もありで、ざっくり言っちゃえば、武侠版「荒野の七人」といったところ。
 舞台となる時代はもはや己の腕一本では生きては行けず、それ故に片腕&ボディガードとしてチョウ・シウロンのそばに身を置き、清濁の間で揺れ動きながら最期は武人として散ったウー・ジン演じるマーの兄弟子でもあるチョン・イックはとても人間的で、クセの強いキャラが多い中にあってずば抜けて光る。「ドラゴン×マッハ!」でのキモい悪役を遥かに凌ぐ、チョウ・シウロン役のルイス・クーのど純度100%のゲス野郎ぶりは最高の一言だし、自警団の頭領ヨン役のラウ・チンワンの実直なカッコよさもかなりのもの。登場したキャラすべてキャラ立ちしていて申し分ないものの、そのぶんキャラ頼みの傾向にある作品であったことは否めずかなぁとも。

 上半期を終えて今年は豪華キャストによる中国圏作品の華やかさが目立つ。
なんにせよファンとしてはウレシイ限りなんで無問題といったところ。

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