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2017年5月13日 (土)

カフェ・ソサエティ

Cac9215es
 アメリカ
 コメディ&ドラマ
 監督:ウディ・アレン
 出演:ジーニー・バーリン
     スティーヴ・カレル
     ジェシー・アイゼンバーグ
     ブレイク・ライヴリー


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 1930年代。ニューヨークに暮らす青年ボビーは、刺激にあふれた人生を送りたいと願いハリウッドに向かう。そして彼は、映画業界のエージェントとして大成功を収めた叔父フィルのもとで働く。やがてボビーは、叔父の秘書を務める美女ヴォニーのとりこになる。ひょんなことから彼女と距離を縮められて有頂天になり、結婚まで考えるようになるボビー。
しかし、彼女にはひそかに付き合っている男性がいて…。

 80歳を越してなお精力的にコンスタントに作品を撮り続けている敬愛する映画監督のひとりであるウディ・アレン翁。今の世にビリー・ワイルダー監督テイストの大人の洒落たコメディを撮れる稀有な監督さんなんで期待が大きくもあるし、何より年齢的にみていつ?何が?遺作になるかでもあるんで、張り切って観に行ってきた。

 時代背景の違いとi歌い上げ、踊るシーンがないだけで、ハリウッドで出世することを夢見る一組のカップルのビター・スイートなロマンス、流れるジャズのサウンドはまさにウディ・アレン版「ラ・ラ・ランド」といったところ。
歳を取って丸くなったのか?以前ほどではないもののウディ・アレン翁らしくシニカルさや毒気といったスパイスでの味付けで「ラ・ラ・ランド」に足りなかった小気味よいオモシロさが。
 おなじ内容ならば、ポップカラーが鮮やかな現代の「ラ・ラ・ランド」、白やベージュ系の色使いが暖かい1930年代のクラシカルな雰囲気満点の本作、またセレブが集う華美なハリウッドと洗練された趣のニューヨークとの対比と、どちらが好みか味比べをしてみるのも一興かと。
オレとしてはどちらも甲乙つけ難しで、痛み分けってぇところかな。
 こうしてレビューを書いていると、イイ映画だったワリには思いのほか語るところが見当たらない…まぁほぼ「ラ・ラ・ランド」と同様の感想しかねぇしな。本作が先に公開されていれば、語るところも多々あったことと思う。
何にせよ、話題性の違いによるところが大だけど、公開順に恵まれなかったこともかもだな。

 当初いまいちパっとしないキャラながらも成功をおさめてイイ感じに調子にのりはじめた感のあったボビー役のジェシー・アイゼンバーグだけど、おそらくコンプレックスでもあろう猫背とクセッ毛のお陰もあってボビー役にピッタリで思いのほか以上にヨカッタ。

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