« 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ | トップページ | 花戦さ »

2017年5月28日 (日)

おじいちゃんはデブゴン

Dedf20ces
 香港&中国
 アクション&ドラマ
 監督:サモ・ハン
 出演:サモ・ハン
     ジャクリーン・チェン
     アンディ・ラウ
     チュウ・ユーチェン


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 人民解放軍中央警衛局を退役し、故郷の村でひっそりと生活している66歳のディン。
要人警護で活躍していた彼も認知症と診断され、物忘れがひどくなる中で隣家の少女チュンファとの触れ合いを心のよりどころにしていた。ある日、彼女の父親が中国マフィアにロシアンマフィアからの宝石強奪を任されるも、宝石を持って逃げてしまう。
両マフィアの魔の手がチュンファに迫るのを察知したディンは、彼らとの闘いを決意するが…。

 ジャッキー・チェン&ユン・ピョウとともに香港映画の黄金時代を築いた、敬愛する世界でいちばん動けるデブことサモ・ハンの20年ぶりとなる監督主演作品。
最近では武術指導、アクション監督がメインで、出演しても脇役に徹しとファンとしてはいまいち物足りなさを覚えていたところなんで、今回の監督主演にウレシさと興奮もひとしおってぇことで、張り切って観に行ってきた。

 もたついた感が無きにしもなうえに、回収ができていなかった諸設定が目立ったこともあって、お世辞にもオモシロかったとは…それでも「グラントリノ」の時のイーストウッドばりに年齢が醸し出す風格と抑えた演技は素晴らしく、その存在感は目を見張るものあり。普通…と言っても概ねジャッキー監督&主演ならば、敵を倒してヤッター!の尻切れトンボ感が半端ない大団円で終わるところを認知症ということもあってしんみりさせられるラストはなかなか味わい深くあった。
 いくら動けるデブとはいえ、かつてのようなキレのあるアクションをではなく、捌きと関節技主体とした動きはまるで合気道のようで、末席ながら合気道をたしなむ身としては観ていてオモシロく、なるほど70歳を目前にした身にはピッタリだなと感心。そして問答無用に敵の骨を折って折って折りまくる様に大興奮。
また、中国ロシアの国境付近の街の振興具合と、その振興から取り残されたディンが住む一角と老齢者たちの姿にいろいろと考えさせられもすれば、複雑な気持ちに。

 ディーン・セキ! ディーン・セキ! ディーン・セキが出てたッ!
ご贔屓のアンディ・ラウの共演だけでも十分なのに、まさかここに来てディーン・セキの姿を拝めようとは思いもしなかった。マジで鼻水と鼻血が一緒に出ちゃうくらいに大興奮させられ、これだけでも観に行った価値は大あり。さすがは香港映画界の大御所サモ・ハンといったところ。おまけに最後の最後に弟分のユン・ピョウも姿を見せるしでホント最高の一言。
こうなると欲を言うとここにジャッキーも姿をみせて三人が揃ったところを観たかった。そんなワケで、三人の年齢も年齢なんでサモ・ハン監督、三人主演で、かつての「プロジェクA」のような作品を撮って欲しくて欲しくてたまらなくある。

« 皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ | トップページ | 花戦さ »