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2017年4月22日 (土)

ReLIFE リライフ

C031021fs
 日本
 青春&ドラマ&SF
 監督:古澤健
 出演:中川大志
     平祐奈
     高杉真宙
     池田エライザ


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 ある事件が原因で新卒で入社した会社を3か月で辞め、ニートになってしまった海崎新太。
ある日、彼はリライフ研究所の夜明了と出会い、1年限定で研究所が行う社会復帰実験の被験者になる。それは容姿を若返らせて学園生活を送るというもので、再び高校生になった彼はさまざまな仲間との出会いを経て人生に前向きになり、コミュニケーションが苦手な日代千鶴に惹かれる。しかし、実験が終了すると周囲の者たちの記憶から、彼の存在が消えるというつらい現実が待ち構えていた。

 本来ならば、かなりの割合で観ることのない作風の作品ではあるけれども、本作は16年の夏に放映された深夜アニメの中で群を抜いてオモシロく、気づいてみればすっかりハマってしまい、今回の実写化に大してジャリタレばかりが顔を揃えたキャストに不安を覚えなくもだけど、とにもかくにも公開をスッゲぇ楽しみにしていたんで、張り切って観に行ってきた。
 
 物語りを大きく動かす存在ではないけれども、重要なファクターであることに変わりない小野屋が、ただの同級生扱いとなっていた以外はイジっていなかったんで一先ず安心。原作も未読なうえにTVアニメ版も夏の花火大会のエピでまでだったんで、それ以降どのような展開をみせているのは解らないものの、オチとしてはだいたい予想通りの着地点だったんで、まぁ良くも悪くも無難なといったところ。
 それでも交流する若者たちを社会人、兄貴目線で見つめる新太と自分を重ねあわせやすくもあったし、だけに新太目線で観てしまっているけど、その実、極端にコミュ力が欠如する日代の成長劇にウェイトが傾いていることに気づくといったあたりや、自分の知らないところで同じ被験者がいるの同じ若返りものでも変化球的なところがあってオモシロさは失われておらず好印象。
また、ケツメイシの「さくら」がクレジット時で使われたあたりもアニメ版のED時も00年前後のJ-POPのヒット曲を多数使用していたのを意識した(この年代に高校生~20代だった人にはグっとくること間違いなし、そしてどれだけ泣かされたことか)感が見受けられ、これまた好印象。
  惜しくらむは花火大会のエピ時の夕立のシーンで、ど快晴なもんだから背景に虹がかかっちゃってるわだし、あと何のシーンだか忘れたけどやっぱり季節感等のズレとチョイチョイ粗が目に付いたのが残念…細かいようだけど、こういうところだと思うんだよね。何にせよ、本作は高校生の若い世代よりも大人の方が楽しめる良作であることを確信。

 「夜明さんって大人なんだから、もうチョイ年上の俳優さんでヨカッタんじゃ?」と思いながら観てたんだけど、その夜明さん役の千葉雄大って28歳なんだ…中学生くれぇかと思ったぜ。初めて平祐奈ちゃんの演技を観るのだけれども、思いのほか日代役にピッタリで好印象。それとは別に最近めっきり大人っぽくなってきた乃木坂の生駒ちゃんも日代役に似合いそうだなぁと思ってみたり、みなかったり。

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