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2017年3月26日 (日)

ストロングマン

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 ギリシャ
 コメディ
 監督:アティナ・ラヒル・ツァンガリ
 出演:ヨルゴス・ケンドロス
     パノス・コロニス
     ヴァンゲリス・ムリキス
     マキス・パパディミトリウ


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 中年男性6人組が、エーゲ海でクルージングを満喫していた。
彼らは、船がアテネに着くまでの間、最高の男を決める“ストロングマンゲーム”を始める。
料理の知識やコレステロール値などの点数を付け合う内容で、最初は単なる暇つぶしのはずだったが、次第にヒートアップし…。

 不条理、ブラックとやや苦手なテイストでありながらラストは谷崎潤一郎の「春琴抄」の趣で、16年の個人的な「劇場公開映画 ベスト10」で惜しくも次点扱いとなった「ロブスター」のスタッフが再集結しての新作で、おまけに今年のアカデミー賞の外国語映画賞でギリシャ代表とあっては、前作が高評価だっただけに本作もきっとオモシロイに違いないと期待させるものがあったんで、張り切って観に行ってきた。

 クルージング中のオッサン6人が退屈しのぎにストロングマン(最高の男)は誰か?を決めるゲームをはじめるも次第にエスカレートしていき云々は「ロブスター」ほどではないものの不条理なシチュエーションで、ところどころでクスリと笑わせてくれたりもするけれど、肝心のゲーム内容が寝相の良さ、血糖値、悲鳴をあげたらダレが一番最初に駆けつけるか?といった、どこが最高の男の必要条件なのか?と思いたくなるくらいどうでもイイことを繰り返しはかなり冗長で、正直なところ飽きが先行する。
 まぁ、いい歳したオッサン連中がくだらいなことでムキになって意地を張り合うバカさ加減はそれなりにオモシロしくはあったし、人の評価を気にしたり、良く思われがたいがために媚びを売ったり、普段隠していた蔑む感情を発露させたりと、ゲームを通じて人間の卑小さみてぇなものを感じなくもだったんでイイんだけど、オッサン6人の関係性も中盤を過ぎたあたりにならないとはっきりと解ってこねぇし、会話も聞いてはいるけど内容は入って来ずだし、誰が最高の男の称号を得たのか?も曖昧とあって、観ている方としては結構キツいものがあった…。

 ミニー・リパートンの「Lovin' You」をはじめとする楽曲のセンスは抜群。
何にせよ「アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ケーキ」と「ギリシャ・ゾンビ」くらいしかギリシャ映画
に触れたことがないんで、勉強にはなったかなぁと。

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