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2017年2月19日 (日)

トゥー・ラビッツ

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 ブラジル
 アクション&犯罪
 監督:アフォンソ・ポヤルト
 出演:アレッサンドラ・ネグリーニ
     カコ・シオークレフ
     フェルナンド・アウヴェス・ピント
     アルヂニ・ムレール


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 ブラジルのサンパウロにいるエヂガールは、ポルノを見たりテレビゲームをしたりして暮らしていた。腐り切った社会を嫌悪する彼はギャングのボス・マイコンの金を奪うと同時に、悪徳政治家を制裁する計画を練る。一方、検察局勤務のジュリアは、マイコンとの関係を疑われたことにより、内部調査の対象となり…。

 観てはいるけど香港映画以外でイイ感じでスカっとするクライム・アクション作品に行き当たらずにいる今日この頃。そんな中、本国ブラジルで大ヒットしたうえにハリウッドがリメイク権を獲得したという情報に惹かれて張り切って観に行ってきた。

 ギャングを筆頭に汚職政治家と幾人ものキャラが絡んでの大金強奪計画はありきたりも、ひとクセもふたクセもある面々の会話劇はタランティーノ監督、小気味良いテンポとそれぞれの思惑が錯綜し、最後にそれらが一本の糸に縒り合う構成、そしてストップモーション多めのアクションシーンなんかはガイ・リッチー監督といった趣。
 伏線、チョイちょい入ってくるアニメーション、チョイとクドいかなぁと思えなくもない二転三転する怒涛の終盤、「一撃で二兎仕留める!!」とは金と悪潰しだけじゃなくそう言う意味合いでもあったか、つまり観客も二兎を得ると言った四転する衝撃のラストはかなりオモシロく、「なるほどこれはハリウッドがリメイクしたくなのも解るぜ!」と大きく頷ける作品だった。
 好意的、かつ拡大解釈して観れば、群像に今のブラジルの社会情勢なりが描かれてるのかも?だけれども、それほど深い意味合いはなさそうだし、何にせよこってりしたテイストのワリにはゲーム感覚だから、ライトなイイ感じの心持ちで観れば楽しめること間違いなしのことと思う。

 先に述べたようにハリウッドがリメイク権を獲得したとのことらしいけど、本作は11年の作品とのことなんで6年経った今、いまだ情報が入ってきていないことを思うとお蔵入りしてしまったのだろうか? アルゼンチン映画の「瞳の奥の秘密」もリメイクされて公開するまでに同じくらい月日が経過してることを思えば、これからなのかもしれないね。

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