2020年12月31日 (木)

劇場で観た作品タイトルIndex

 劇場で観た作品のIndexです。

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2020年8月 2日 (日)

カラー・アウト・オブ・スペース ― 遭遇 ―

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 ポルトガル & アメリカ & マレーシア
 ホラー & SF
 監督 : リチャード・スタンリー
 出演 : ニコラス・ケイジ
      ジョエリー・リチャードソン
      マデリン・アーサー
      ブレンダン・マイヤー
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 都会を離れて田舎に移住し、かねてから願っていた子供との穏やかな生活に満足するガードナー家のネイサンと妻テレサの自宅の前庭に、いん石が落ちてくる。 それをきっかけにして家の周囲の植物に異変が生じ、ネイサンたちの心と体もおかしくなっていく。
戸惑う中、彼らは地球外変異体との戦いを余儀なくされる。
 
 プライベートは破綻状態、それ故か? 主演作も以前のようにヒット性の高いものではなく、逆にコケまくりの小ぶりなものばかり…と、「 どうした? 品川!? 」 ならぬ 「 どうした? ニコラス!? 」 状態のニコラス・ケイジの主演作。
そんなニコラス・ケイジだからというワケでは全くなく、モチーフや原案となる作品は多くあれど、そのものの映画化となると意外と少なくある、「 クトゥルフ神話 」 の著者 H・P・ラヴクラフトの著書のひとつである 「宇宙からの色 」 の映像化で、それなりのラブクラフト好きとしてはこれは是が非でもということで、張り切って観に行って来た。
 
 H・P・ラヴクラフトの特徴して、そのほとんどが問わず語りの独白スタイルなんで、これをこのまま映像化したら原作同様に冗長なものとなり、かなりの確率で退屈なものになるでろうから、原作にはないいろいろなアレンジを加え差別化を図った作りは正解。
宇宙から飛来した極彩のピンクに紫を足したような色に観てるこっちもガードナー家の面々同様に狂気に侵され、徐々に正気を失っていく感覚 に襲われる。 終盤にかけて一気呵成のラッシュは原作とはまた違った緊張感があり、B級感全開ながらもしっかりとした作りで、まぁそれなりにオモシロかったといったところ。
 アーカム、ダンウィッチ、キングスポートといった地名、そしてネクロノミコンといった耳慣れた地名やアイテムの登場や、屋根裏の窓なんかも 「 破風の窓 」 を思い起こさせと、H・P・ラヴクラフト作品ファンにとっては思わずニヤリとする演出が多々。
ただ、本来ならば世界に数冊しかないうえに 【 禁書 】 であるはずのネクロノミコンが、ペーパーバックとして存在しているあたりに腰を抜かすほどに驚かされる…禁書感もヤバさも皆無だし、癒着してのクリーチャー化は旧支配者等をイメージしたのだろうけれども、なんか逆にラヴクラフト感を削いだ感がつよくあったからこの辺は不要な演出だったかなぁとも。
 
 ここのところニコラス・ケイジから遠ざかっていたのもあるから、こうだとは言い切れないのだけれども、なんかここ最近のニコラス・ケイジって全部こんな感じ…暴走とか狂気に陥ってみたいな?
まぁ、なんにつけ思っている以上に好きな俳優さんでもあるから、以前のような輝きを取り戻して欲しいものである。
ご贔屓バンドである人間椅子が本作をモチーフとして作った 「 宇宙からの色 」 を紹介。

2020年7月26日 (日)

プラド美術館 驚異のコレクション

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 イタリア & スペイン
 ドキュメンタリー & アート
 監督 : ヴァレーリア・パリージ
 出演 : ジェレミー・アイアンズ
      今井翼( 日本語吹き替え版 )
      
      
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 レコンキスタ ( 国土回復運動 ) が終えんを迎えたスペインは、イサベル女王が最初の1点を購入して以来、スペイン王室による芸術への援助は代々受け継がれ、 1868年に女王イサベル2世の治世が終わりを迎えるまで、圧倒的な経済力をバックに数々の美術品を収集してきた。 そして 1819年にプラド美術館がオープンし、 2019年に開館 200年を迎える。
 
 英国のナショナル・ギャラリー、フランスのルーブル美術館、ロシアのエルミタージュ美術館、そしてオランダの国立美術館と世界的な美術館に関するドキュメンタリー作品を劇場で観てきたけれども、スぺインのプラド美術館となると、意外にも観ていなかったようで…と、言うよりも映画として初めて公開とのこと。 そらぁ~観た記憶などあろうハズもなし。
行きたくても簡単に行けるところではないから、せめて映画で世界の5 大、7 大美術館をコンプするのもオモシロかんめぇと、何より美術系のドキュメント作品が大好物ってぇことで、張り切って観に行って来た。
 
 プラド美術館の成り立ち、世界屈指の美術館と称される今に至るまでの歴史を語ってはいるものの 「 エルミタージュ美術館 美を守る宮殿 」 ほどにドラマチックな出来事に見舞われなかった…と言うよりもその辺をバッサリと省かれていたことで、美術館が持つ波乱万丈の歴史といったその辺のオモシロ味は皆無に等しく、ひたすらにただ淡々と長い歴史をかけて収蔵してきた絵画と、その歴史的背景の説明に費やされていて、開館 200年を迎えての PV の趣かなぁと。 まぁ、こっちとしても美術館の来歴だけが観たいワケではなく、収蔵されている多くの名画、傑作を観たくもあるからそれはそれで OK 。
 とは言うものの、取り上げられているそのほほとんどが、エル・グレコやベラスケス、そしてゴヤとオレがもっとも苦手とする宗教画だったりするもんだから、正直なところ勉強にはなるけど…といったところ。
そんなこなんで、同じ美術館ものならば、舞台裏を映し出した 「 パリ・ルーヴル美術館の秘密 」 や、改修工事のすったもんだで再開するまでに 10年の歳月がかかった顛末を追った 「 ようこそアムステルダム国立美術館へ 」 & 「 みんなのアムステルダム国立美術館へ 」 のようなものが、やっぱり好みであることが今さらながらに解った。
 
 時間の都合上、日本語吹き替え版を観たのだけれども、担当した今井翼くんが合ってなかったようにも…。
彼はスペインに造詣も馴染みも深いからキャスティングされたのはよく理解できるも、ジェレミー・アイアンズの吹き替えとなると声と見た目が一致せずで違和感を覚えた。 翼くん好きなだけに何かもったいない。
こういう場合は年相応の俳優さんとか、大塚明夫のようなベテラン声優さんに任せるべきではなかろうか?

2020年7月25日 (土)

追龍

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 香港
 ドラマ & アクション & 犯罪
 監督 : バリー・ウォン
 出演 : ドニー・イェン
      アンディ・ラウ
      ケント・チェン
      フィリップ・クン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1960 年代、仕事を得ようと中国・潮州から香港にやって来たホーとその一味は、助っ人としてヤクザの争いに加わったことから警察に捕まってしまうが、ホーの人並み外れた腕っぷしの強さを気に入った警察署長のロックに助けられる。
やがてホーは麻薬売買で名を上げて黒社会の大物となり、恩義を感じているロックの窮地を助けるなど、敵対する立場ながら二人は固い友情で結ばれていく。
 
 アンディ・ラウとドニー・イェン、ご贔屓としいているふたりの香港大スターの共演、そして実録黒社会ものとなれば、これはもぅ、観ないワケにはいかねぇっしょッ! てか、これを観ずして何を観ろ! と言うのか?
そんなワケで、いつもよりテンションを 2 段階ほど上げて、張り切って観に行って来た。
 
 バリバリの英国支配下にあった混沌とした 60年代の香港を舞台に、当時の警察と黒社会の持ちつ持たれつの関係といった社会の仕組みのなか、それぞれの立場で成り上がった実在したふたりの男による友情劇 ( 菅原文太の 「 県警対組織暴力 」 を思い出す ) と闘争劇は激熱で見応えは十分以上。 また、冒頭の出入りのシーンでの飛び蹴りを真上から撮ったカメラワークのカッコ良さたるやだったし、魔窟九龍城砦、その頭上すれすれを飛行する旅客機の轟音と迫力の再現は見事で、オレが香港へ行ったときにはもう跡形もなく、どちらも目にすることができなかっただけにせめて一度だけでも目にしておきたかったという思いに。
 ホーとロック、それぞれの部下やチーム ( 名前ど忘れしちゃったけど、ファーだかフォーだかの伏線回収は見事! ) といった家族の話はそれぞれがキャラ立ちしていてオモシロかったのだけれども、これが本当の家族の話となると前妻の出来事や、いつの間にか結婚していた後妻さんといったあたりの顛末があまりにも唐突過ぎて、感情移入できず…と言うより、ちょいと置いてけぼりを食らう感じがしなくも…。
 
 鑑賞した新宿武蔵野館では 「 イップ・マン 完結 」 と本作、ドニー・イェン主演作 2本が上映中。
片や聖人君子の功夫の達人、片やヤクザ、そしてちょっと前には熱血教師役を演ってと、いつの間に広げた守備範囲にただただ感心するばかり。 オマケに秋には公開が延期されていた 「 ムーラン 」 が公開とここに来て絶好調も絶好調ってぇ感じだな。
アンディ・ラウの政治的駆け引きで勝ちを確信していて敢えて、敵に対して下手に出るあたりのヤラしさというか狡猾な振る舞いに超シビれる。 その腹心で優秀な番頭さん役のケント・チェンの存在も光る。 ホント、優秀な番頭さんは絶対的に必要だ!

2020年7月19日 (日)

パブリック 図書館の奇跡

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 アメリカ
 ドラマ
 監督 : エミリオ・エステヴェス
 出演 : エミリオ・エステヴェス
      アレック・ボールドウィン
      クリスチャン・スレイター
      ジェフリー・ライト
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 記録的な大寒波により凍死者が続出する中、満杯の緊急シェルターに入れなかったホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。 彼らの境遇を心配した図書館職員のスチュアートは、代わりの避難場所を求めてデモを始めたホームレスたちと行動を共にする。 しかし、メディアの報道などでスチュアートは危険人物に仕立てられ、さらには警察の機動隊が出動する騒ぎへと発展していく。
 
 エミリオ・エステヴェスが監督し、親父さんのマーティン・シーンと共演した 「 星の旅人たち 」 以来約 10 年ぶりとなる、監督出演作の本作が公開。 エミリオ・エステヴェスは好きな俳優さんだし、前作がやさしさと穏やかさに満ちていて、とても好印象だったんで、本作にもその辺を期待しつつ、心地よく笑えてホッコリできればということで、張り切って観に行って来た。
 
 去年、大きな台風が東京に上陸した際にどこかの自治体が、ホームレスの人が公共施設への避難を求めるも、職員から拒否されたいうニュースがまだ耳に新しくあると同時に、今世界中が置かれている状況を鑑みると、数年前に制作されたにも関わらず 【 今の今 】 を描いているとも思える本作の公開はまさに時宜を得ていると言っても過言じゃあねぇかも知れない。
 それはそれとして、【 公共性とは? 】 とはを巡ってそれ軸に、【 市民的 ・ 人間性 】 【 政治 】 【 法 】 【 権利 】 と、それぞれに重点と身を置いた立場の視線や意見をバランスよく真摯にユーモラスに、ときにシニカルに描いていたと感心させられた。
そして、それぞれの言い分がどれも正しく、逆に一体何が正しい答えなのかも解らない問であったりもするからホントに難しい。
それを見事にこの一件に関わったすべて人たちが、丸く収まるように持って行ったスチュアートの落としどころはあっぱれのひと言。
余談として、寒さから逃れるために図書館を占拠したホームレスたち云々に、ローランド・エメリッヒ監督の 「 デイ・アフター・トゥモロー 」 で、図書館で本を焼いて暖をとった一幕が一瞬あたまをかすめた…。
 
 本作はかなり社会的メッセージが強くあったっけれども、先の 「 星の旅人たち 」 同様に人間味に溢れたやさしい作品で、監督のエミリオ・エステヴェスの人柄というものが窺い知れようというもの。 ホントにオレが思うような人柄であれば、未だ道を踏み誤ってばかりいる実弟チャーリー・シーンを起用して、真っ当な道を歩めるよう手を貸してやってもイイような気がしなくも…。
憎まれ役だったクリスチャン・スレーター、気持ちは解るけれども法に身を置く立場故のアレック・ボールドウィン、そして公共性とは政治的ではなく、市民的であることを貫いたジェフリー・ライトと、それぞれのキャラを演じた俳優さんたちがみなヨカッタ。

2020年7月18日 (土)

ぶあいそうな手紙

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 ブラジル
 ドラマ
 監督 : アナ・ルイーザ・アゼヴェード
 出演 : ホルヘ・ボラーニ
      ガブリエラ・ポエステル
      ホルヘ・デリア
      ジュリオ・アンドラーヂ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 ブラジル南部の街ポルトアレグレに暮らす78歳のエルネストは、隣国ウルグアイからこの地に移り住んで46年が経ち、老齢のため目がほとんど見えなくなっていた。 ある日、ウルグアイ時代の友人の妻から手紙が届くが、手紙を読むことのできないエルネストは偶然知り合ったブラジル人女性ビアに手紙の代読と代筆を頼む。
 
 個人的に南米産のホッコリ系の人間ドラマは思いのほか良作で当たりであることが多くあるんで、本作にもその辺を期待しているのと同時に、かれこれ 15 年ほど前に公開され、いまだに強烈に印象に残っているウルグアイ映画 「 ウィスキー 」 のホルヘ・ボラーニなる俳優さんが主演ということで、いま一度その姿を観てみたくもありってぇことで、張り切って観に行って来た。
 
 偏屈じじぃのエルネストと、トッポイけれども気立ての良いビア、年齢も性別も違うふたりが互いに信頼し、導き合う心の交流をユーモアと温かい目線、ときに教養を織り込みながら描かれていて観ていてとても心地が良く、 また、その背景にあるどこの国も同じように抱えている高齢化社会による諸問題のテーマも語られていて、いろいろと考え思わされる作品だった。
ビアとの交流劇も確かにヨカッタのだけれども、個人的には隣人で親友のハビエルとのウィットに富んだやり取りや、病気自慢といった友情劇の方がグっと来るものが強くあったかなぁと思えもすれば、 SNS 時代だからこそなんだろうけれど、手書きの手紙が持つ 【 想い 】 や 【 説得力 】 というものをあらためて感じられもした。
  随所で、エルネスト ( 左 ) 、 ハビエル ( 右 ) と、それぞれが住む部屋、隣合うふたつの扉を映し出して来て、ラストで一歩踏み出したエルネストがふたりして右の扉に入っていく、ラストの演出は女性監督ならではの繊細さというか、詩的な表現でとてもオシャレで素晴し過ぎるのひと言! ここだけでも観に行った甲斐があったってぇもんだ。
 
 「 若いころは冒険を望むけれども、歳をとると穏やかな死を望む。 」 と、まぁこのフレーズが響くかどうかはあれだけど、エルネスト自体が教養の高い人だった故か、説得力や響くフレーズが随所で見受けられたような気がする。
エルネスト役のホルヘ・ボラーニを目にしていま一度、「 ウィスキー 」 が観たくなった。

2020年7月11日 (土)

透明人間

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 アメリカ
 サスペンス & ホラー
 監督 : リー・ワネル
 出演 : エリザベス・モス
      オルディス・ホッジ
      ストーム・リード
      ハリエット・ダイアー
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 天才科学者で富豪のエイドリアンの恋人セシリアは、彼に支配される毎日を送っていた。
ある日、一緒に暮らす豪邸から逃げ出し、幼なじみのジェームズの家に身を隠す。 やがてエイドリアンの兄で財産を管理するトムから、彼がセシリアの逃亡にショックを受けて自殺したと告げられるが、彼女はそれを信じられなかった。
 
 以前から H・G・ウェルズ の 「 透明人間 」 を読もう読もうと思いながらも、なかなかその機会が訪れず未だに読めていない経緯と、本作の解説の一文に 「 ユニバーサル映画のクラシック・キャラクターを現代に甦らせて 」 とあったりもして、勝手に H・G・ウェルズ 原作と思い込み、「 まずは活字より手っ取り早く映像で観ておけ 」 となるも、どうやら全然違うものらしい…。
まぁ、何にせよ古典ホラーは大好物だから、観ておいて損は無かんめぇってぇことで、張り切って観に行って来た。
 
 従来の 「 透明人間 」 に、よくありがちな科学実験の失敗により云々かと思いきや、「 攻殻機動隊 」 に登場した 【 光学迷彩 】 スーツという現代もしくは近未来の科学技術によるアプローチはかなり新鮮味があったのと同時に、現代社会病質を描いたサスペンスのパートもリアルでスリリング。 また、孤立無援のセシリアの消耗戦や見えない相手を探ろうとする定まらない視線 = カメラワーク の演出もなかなかで、この手の作品としては2時間超えの長尺も全く苦にならずのすげぇオモシロい作品。
正直なところケヴィン・ベーコン主演の 「 インビジブル 」 程度のものだろと、軽くナメていたことを猛省!
 何でも本作は、期待したにもかかわらず 「 ザ・マミー 呪われた砂漠の女王 」 の成績が芳しくなかったが故に、この1作で計画が頓挫するハメになったとする 「 ダーク・ユニバース 」 シリーズ の中のひとつだったものを、シリーズとは関係なくひとつの独立した作品として制作されたものとのこと。 オレ的にはトムさんのミイラは有りだったっし、狼男、フランケンに半魚人と大好きな西洋古典モンスターを観たかったなぁ…実に残念でならない…。
 
 約20年ほど前に光学迷彩を取り上げた科学特番を観たときは、まだスクリーンを使ってのもの ( 「 ミッション : インポッシブル / ゴースト・プロトコル 」 でも使ってた ) だったのに、今や身に纏えるものまでに進化ってスゲェ世の中だ。
ホント、現実が空想や想像に追いつき追い越そうとしてることを思うと、ある意味こっちの方が遥かにホラーのような気がしてくる…。

2020年7月 4日 (土)

街中レッドリスト 番外編  【 もしかして激レア自販機 !? 】 その2

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  激レアの自販機の第 2 弾。
 正直なところ、激レアなのかも怪しいところだ
 けれども、 まぁ扱ってる商品のすべてが、赤
 マムシだの、スッポンだの、ローヤルゼリーだ
 のと、滋養強壮 & 精力増強に効く、いわゆる
 【 おっさん系ドリンク 】 に特化したもので、個
 人的にあまり目にしたことがないということで、
 取りあえず激レア扱いに。
  商品名から値段まですべて手書きってぇあ
 たりと、よほど売れていないのか? すべてが
 色褪せていることで、 「 Let ’s 元気 」 とある
 のに、その元気を感じさせず、逆におっさん系
 らしく 【 ショボくれ 】 を感じさせる。

2020年6月27日 (土)

エジソンズ・ゲーム

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 アメリカ
 ドラマ & 伝記
 監督 : アルフォンソ・ゴメス=レホン
 出演 : ベネディクト・カンバーバッチ
      マイケル・シャノン
      ニコラス・ホルト
      トム・ホランド
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 19世紀のアメリカ。白熱電球を事業化した発明家のトーマス・エジソンは、大規模な送電には直流が適していると考えていた。
だが、実業家のジョージ・ウェスティングハウスは、交流の方が安価で遠くまで電気を送れるとして、交流式送電の実演会を開いて成功させる。それを知ったエジソンは、世論を誘導しようとする。
 
 発電送電システムの覇権を巡るエジソンとウェスティングハウス社との顛末はもちろんとして、歴史上いちばん好きな偉人で、エジソンが一方的にライバル視し、そのエジソンよりも天才と称される奇人ニコラ・テスラの活躍を是が非でも観たいってぇことで、張り切って観に行って来た。 余談として、この辺の顛末とニコラ・テスラの凄さとオモシロさがよく解る新戸雅章氏の 「 発明超人 ニコラ・テスラ 」 ( ちくま文庫 ) は超お薦め!
 
 送電システムの正当性と覇権を巡るウェスティングハウスとの対立を見ると、やっぱりエジソンは発明家としては超人だけれども、ビジネスマンとしての才能や気質は並みの上、ともすれば発明家としての気質や矜持が邪魔をして視野が狭く、手前ぇの正当性を示すために多くの動物実験を繰り返して無駄に命を奪ったりのネガティブキャンペを展開と、その人間性も疑いたくなるところも多く、海千山千のウェスティングハウス相手じゃ勝てるワケもなしがあらためてよく解る。
 エジソンは発明王として世界中の誰もが知る偉人中の偉人なだけに好感のもてる人物像として描かれているのかと思いきや、癇癪持ちで、手前ぇより実績のある奴、ありそうな奴を嫌い排除するという実際に語られている暗の人物像であったのは、全力でニコラ・テスラ派のオレとしては拍手だし、逆に悪く描かれそうなウェスティングハウスが、思いのほか実直で正義感をもってビジネスに取り組んでいる好人物で描かれている意外性というか、知りえなかったところでもあるから観ていて楽しくはあったけれども、これが総体的にオモシロかったかと問われれば、残念ながら期待したほどにはといったところ。
エジソンとニコラ・テスラのやり取りの中で、ニコラ・テスラが実験企画中のウォーデンクリフ・タワーの模型をエジソンがいじくりまわしているシーンにはゾクゾクさせられた。
 
 ファンの人には申しワケねぇけど、ベネディクト・カンバーバッチはあまり得意ではないこともあって、これといった印象に残ることはなかったかぁ。 対してマイケル・シャノンは悪役から、本作での人格者とかシリアスな役柄までとホント守備範囲が広い。 これでお人よしとか間抜けのコメディも行けば、末はウィレム・デフォーのような俳優さんになれるようなが気がする。
 余談として、イーサン・ホーク主演で、ニコラ・テスラの映画をやるらしい。 これは実に喜ばしい! 先のウォーデンクリフ・タワーでの実験やニューヨークを壊滅寸前まで追いやった実験の顛末、そして死後の出来事で都市伝説となっている 「 フィラデルフィア計画 」 と、ネタが豊富なだけにオモシロいに違いない。 今から楽しみだ!

2020年6月20日 (土)

ドクター ・ ドリトル

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 アメリカ
 アドベンチャー & ファンタジー & ファミリー
 監督 : スティーヴン・ギャガン
 出演 : ロバート・ダウニー・Jr
      アントニオ・バンデラス
      エマ・トンプソン ( 声 )
      ラミ・マレック ( 声 )
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 腕のいい医師で、動物と会話ができるドリトル先生は、さまざまな動物たちと大自然の中で暮らしていた。
ある日、女王が重病だと聞いた彼は、女王を救える唯一の治療法を知るために、助手のスタビンズ少年をはじめ、オウム、ゴリラ、アヒルたちと一緒に伝説の島へ旅立つ。
 
 オレは子供ころから今に至るまで幾度となく原作を読んできているうえに、「 ドリトル先生 」 研究の第一人者である南條竹則氏の著書も読んでいるいるくらい、「 ドリトル先生 」 に関してはそれなりのヲタである!
そういう経緯と思い入れの強さ故に公開を楽しみにしていたのに、直前でコロナウィルスの影響により公開を延期されることに。
まぁ、そのお陰もあってさらに本作に対する期待が高まりってぇことで、張り切って観に行って来た。
 
 メガネをかけているのは犬のジップではなく老馬のベッポーだろとか、原作には登場しないシロクマやゴリラを出して、マスコット的存在の食いしん坊の小ブタのガブガブをナゼ出さない?と、いちドリトル先生好きとしてはイジり過ぎ、余計なことし過ぎと言いたいことが多々あれば、話自体もただただワチャワチャしてるだけで期待したいほどにはそれほどオモシロくはなし。
まぁ、それでもエディ・マーフィの変化球版とは違い、各エピのイイとこどりで限りなく原作に近い雰囲気があって満足のいく出来栄えだった 67 年のレックス・ハリソン版に近い趣や、これらの作品以上に博愛、共生、多様性といったメッセージ性が強く感じられた辺りはヨカッタかなぁと。 ネタとして宮殿で倒した鎧のなかにアイアンマンスーツのひとつでもあればオモシロかったのにとも。
 やっぱり言いたい、ドリトル先生はやせ型でもなけりゃ、やさぐれてるというか、トッポいキャラじゃねぇんだよねぇ… 。
故にロバート・ダウニー・Jr ではねぇワケだ。 見た目だけで言えば間違いなくヒッチコック先生なんだけど、今の俳優さんで言えば灰汁が強いけどジャック・ブラックってぇところのような気がするし、ドラゴンも解るんだけれども同じ架空の生き物をだすならば、そこは間違いなく 【 オシツオサレツ 】 だし、少なからず 「 航海記 」 に寄せているならばクジラではなく 【 海カタツムリ 】 だろと思えっちゃうし、おまけに猫肉屋のマシュー・マグや気の好いアフリカ人青年で部族の王子でもあるバンポ、そして口の悪いロンドン雀のチープサイドといったレギュラーメンバーのいない寂しさと物足りなさたるや。
まぁとどのつまり、原作に思い入れが強すぎちゃってるから何をやったところで、批判めいた言葉しか出てこねぇんだな。
 
 なんだなぁ… ロバート・ダウニー・Jr も、スタークなりホームズと、どれも似たり寄ったりの代わり映えしないキャラクター像で、どこを切り取ってもロバート・ダウニー・Jr ってぇ感じに思えてきた。 家政婦アヒルのダブダブなんかは英国訛りのほうが望ましいのだけれども、逆にオクタヴィア・スペンサーのほうが世話焼き、肝っ玉といったダブダブのキャラが際立つのかもしれんね。
あとはそうだなぁ、レディ・ローズ役の女の子がカワイかったことかな。

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