2021年12月31日 (金)

劇場で観た作品タイトルIndex

 劇場で観た作品のIndexです。

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2021年1月17日 (日)

ジャスト6.5 闘いの証

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 イラン
 サスペンス & アクション & 犯罪
 監督 : サイード・ルスタイ
 出演 : ペイマン・モアディ
      ナヴィド・モハマドザデー
      ファラッド・アスラニ
      パリナズ・イザディアール
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 イランではホームレスの薬物依存が問題となっていた。
警察の薬物撲滅チームのサマドは強引な捜査もいとわず、麻薬組織のボスであるナセル・ハグザドの追跡に闘志を燃やしていた。
サマドはナセルのペントハウスを突き止め、彼を捕らえるが、これは攻防の始まりに過ぎなかった。
 
 まさかのイラン映画、二連投。 記憶が確かならば、イラン映画の 【 アクション作品 】 は、おそらく本作が初めてのことと思う。
オマケにイラン映画史上最大のヒットらしく、予告トレーラーを観ても確かに激熱さが伝わってくるんで、先の 「 ウォーデン 消えた死刑囚 」 よりも期待している作品ってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 警察 vs 麻薬組織なんぞいうもんだから、こっちとらぁ先日の 「 ホワイト・ストーム 」 のような香港とかハリウッド系のド派手なドンパチものを期待していたのだけれども…確かに警察 vs 麻薬組織の構図ではあるものの、ほぼほぼ警察署内と留置所内での早口、まくし立ての会話劇に費やされていて、アクションはスラム街一斉検挙のシーン以外はほぼほぼ皆無。
まぁ期待したものとはだいぶかけ離れてはいるものの、主人公のサマド刑事と組織のボス、善と悪の両方の視点で描かれていて、取り分けてボスの言い分に少なからず共感できるところもあったりもすれば、警察チームもチーム内で不協和音が響いていて、なかなか思い通りにいかない焦燥感に思いのほか楽しんだといったところ。
 イランも他国に負けず劣らず麻薬と貧困問題はかなり深刻なことが本作から窺える。 欧米文化に触れて育った新しい世代と、ちょいと裕福な中産階級が増えてきて以前のような悪いイメージが薄れてきたところでもあったんで、 「 ペルシャ猫を誰も知らない 」 同様に表に出てこない社会背景をこういう形で見せてくれることはタメになって実にありがたい。
タイトルの 「 6.5 」 の意味がよく解らんかったのだけれども、ラストの 「 今じゃ麻薬中毒患者が 650万 」 のセリフの 「 650万 」 のことだったのね。
 
 主人公のサマド刑事役のペイマン・モアディなる俳優さんは 「 別離 」 「 彼女が消えた浜辺 」 にも出演してたらしいのだけれども、全然記憶にない…ていうか、南米以上に中東の俳優さんの顔が覚えられない…。
先の 「 ウォーデン 消えた死刑囚 」 では吊るす方だったナヴィド・モハマドザデーが、本作では吊るされる側となった麻薬組織のボス役で出演。 ここのギャップは見応えあり。

2021年1月16日 (土)

ウォーデン 消えた死刑囚

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 イラン
 サスペンス & ミステリー & ドラマ
 監督 : ニマ・ジャヴィディ
 出演 : ナヴィド・モハマドザデー
      パリナズ・イザディアール
      セタレ・ペシャニ
      
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1966 年、イラン南部。刑務所の所長を務めるヤヘド少佐は、空港建設のために囚人たちを新しい刑務所に移送して退去する任務を与えられる。 それほど困難な任務ではない上に遂行すれば大きな出世ができると考えていたヤヘドだったが、死刑囚の1人が行方不明になってしまう。ヤヘドは所内を徹底的に調べ上げることを決め、死刑囚を担当していた女性ソーシャルワーカーを呼び寄せる。 ひそかに思いを寄せていた彼女と死刑囚の足取りを追う中、自身の正義や良心を揺さぶる問題に直面する。
 
 コロナ禍が収束する気配を見せぬまま 21 年シーズンが開幕。
今年の映画初めは、久々となるイランのサスペンス作品。 イランのサスペンス作品は以外にも秀作 & 傑作が多くあり、本作もそれらに負けず劣らず、ヴェネチア国際映画祭をはじめとする多くの映画祭で、極めて高い評価を受けたうえに興行的にも大成功を収めたとあっては期待せずにはいらねぇし、シーズン一発目に持って来いってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 刑務所の引っ越し騒ぎに乗じて、冤罪の可能性があるひとりの死刑囚が姿をくらまし、大出世を目の前にする所長の陣頭指揮で、大捜索が開始されるも死刑囚は一向に見つからずのサスペンス劇は、それなりのミスリードはあるもののコレといった山場がなく、思いのほか淡々としてるうえに抜け感もあって、サスペンスとしてはやや物足りなさが残る。
 ワリと平気にあくどいことが出来、いろいろと後ろ暗いことが多々ある所長がしだいに人間性に目覚めて、最後は 【 良心 】 の声に従うというというあたりはヨカッタ。 ただねぇ、所長はあくまで刑務所の所長であって、下された判決に対してどうこう出来る立場になく、ただ職責を果たしてるにだけに過ぎないのだから、冤罪だから何とかしろと訴え出られたところで、一存でどうすることもできないワケで…何か意味もなくババ引かされた感じがしなくもで、ちょっと可哀そう…。
 まぁストーリーとしては期待したほどではなく、普通といったところなんだけれども、時代背景がイラン革命前ということもあってか、女性がチャドルではなくモダンな服装を身に着けている ( 高倉健さん主演の 「 ゴルゴ13 」 では女性が洋装だったっけ ) あたりや、勝手なイメージでイランというだけで雨が降っているというだけでスッゲェ新鮮に見えた。
所長役のナヴィド・モハマドザデーなる俳優さだけれども、ロバート・ダウニー・Jr に似ててけっこうカッコイイ。
 
 感染する人が 1000 人を超える日が続き、コロナ禍がまだ収束する気配を見せる気配は未だ感じられない中、 21年シーズンが開幕したワケだけれども、去年同様に今年もおそらく多くのハリウッドの話題作が公開延期になるであろうけれども、考え方によってはコレを機に今まで観る機会のなかった、国や単館系、ジャンルの作品に触れるイイ機会と捉えてもイイんじゃあねぇかなぁとも。

2021年1月10日 (日)

銭湯潮流 【 ひだまりの泉 萩の湯 : 台東区 】

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  先日 【 谷中七福神巡り 】 をした際、4 時間
 以上も歩いたことで、ヘバった足をほぐし、か
 つ汗を流すため、鶯谷の駅近くにある都内で
 も屈指のスーパー銭湯化した公共の銭湯で
 ある 【 ひだまりの泉 萩の湯 】 に行ってきた。
  ビルの各フロアが丸々男湯、女湯になって
 いるうえに、露天風呂を含めて湯の種類が 4
 ~ 5 もあり、休憩室にはレストランが併設して
 あるスゴい銭湯。 これだけの設備であるにも
 関わらず、通常の公共浴場入浴料金 ¥470
 で入れることもあって、浴場も休憩所もスー
 パー銭湯なみの人出で、手間ぇのペースで
 ゆっくりと入浴するのはやや困難…。
  酒も販売しているけれど、まったくの下戸な
 んで、サイダーで水分補給♪

2021年1月 9日 (土)

昼散歩 【 谷中七福神巡り 】

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  年末にかけてコロナ感染者が大幅に増えたことで、本来であれば不要
 不急の外出は全体的に避けるべきなのであろうけれども、あまりにもヒマ
 なんで、いつか行ってみたいと思っていた 【 谷中七福神 】 を初詣を兼ね
 て巡ってきた。
  JR 山の手 & 京浜東北線田端駅近くにある東覚寺 ( 福禄寿 ) からスタ
 ートし、駅でもらったガイドのコース通りに青雲寺 ( 恵比寿 ) → 修性院
 ( 布袋尊 ) → 長安寺 ( 寿老人 ) → 天王寺 ( 毘沙門天 ) → 護国院
 ( 大黒天 ) → 寛永寺・不忍池辯天堂 ( 弁財天 ) と巡り、7つの御朱印を
 コンプリート♪ ちなみに台紙 ¥ 1000 御朱印各 ¥ 200
 所要時間は途中で谷中銀座で飯を買ったり、谷中霊園内を散策したりして
 なんだかんだで、 4 時間くらいといったところ。
 
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  天王寺から護国院へ移動する際、ちょいと道をハズれて行ったことのな
 かった東京十社のひとつである根津神社 へ足を延ばすことに。
 思いのほか寺領が広いうえに、浅草寺や増上寺のように近代化…という
 か、都会の中の寺社ではなく、京都や奈良のような趣のある佇まいに東
 京にもこういうところがあるのかと。 何でもつつじの花が有名とのことな
 んだけれども、時期がハズれていたんで見ることは叶わずも、京都の伏見
 稲荷ばり…とはいかないまでも千本鳥居は見応えあり。
 余談として谷中銀座で、缶のお汁粉を飲みながら酒を飲んでるじぃさんを
 目撃…下戸のオレでもさすがにそれはキモいだろ…と。
 上野から再び鶯谷に戻り、銭湯 【 萩の湯 】 によって汗を流して帰宅。
 ( ← ) 根津神社本殿、あと途中で撮った写真をいくつか。
 
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 ( ↖ ) 道中でみつけたレトロなホーロー看板
 ( ↗ ) 谷中銀座の入り口にある佃煮屋の 【 中野屋 】 で土産を購入。
 ( ← ) 根津神社内の千本鳥居
 
  BGM はアニメのOP曲などで耳にするようになり、ここ 2 年ほお気に入
 りで、よく YouTube で聴いている ORESAMA の 「 流星ダンスフロア 」 と
 「 Hi-Fi TRAIN 」 「 Morning Call 」 をチョイス。
 世間の評価通り、80 年代ぽいサウンドと雰囲気もさることながら、Daft
 Punk をポップにした感じも実にイイし、曲調も散歩に丁度イイ感じ。
 ただ、乃木坂同様にオッサンが聴く曲ではないことだけは確か…(^_^;ゞ

2021年1月 3日 (日)

昼散歩 【 湯島天神 & 神田明神 】

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  クリスマスイヴに上野に用があり、その帰りにコロナ禍の影響で、なかな
 か参ることのできなかった、いつもの散歩コースである湯島天神 & 神田
 明神を参ってきた。
 例年ならば 5 月とか何かと賑やかな 11 月と気候のイイ時期に足を運ぶ
 ことが多く、年末の寒く忙しい時期に来るという記憶があまりない。
 だもんで、この時期の人の出がどれほどのものかは、よく解らないところ
 なんだけれども、そろそろ受験のシーズンも近いし、学問の神様である菅
 原道真公を祀る湯島天神に多くいるはずの受験生の姿が見当たらず…。
 もしかしたら、年越してからが本番なんかも知れんけれども、それにしたっ
 て普段と比べても人手の数が少ない。
 これもコロナ禍の影響だろうし、不要不急の外出も控えてるんだろうね。
 
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  別に寺社仏閣に興味がわるワケじゃあねぇけれども、神田明神だけはい
 つ来ても落ち着けるから お気に入りのスポット。
 雰囲気がイイ、江戸の総鎮守ってぇのはもちろんとして、家系的に両親と
 もに平家の流れらしく、ご母堂様に至っては祀られている平将門公、いわ
 ゆる坂東武者である坂東の出だから、すくなからずその血を引く…ともす
 れば将門公の生まれ変わりかも知れねぇから、何かにつけて、参りに来い
 と惹き寄せられているのかも知れねぇなぁと。
 そして、〆はいつものごとく参道入口にある老舗の天野屋で名物の甘酒
 を飲み、好物の超大粒の芝崎納豆を土産に帰宅。
 BGM は LOVE PSYCHEDELICO の 「 Calling You 」 と 「 Freedom
 前者は夜で、後者は初夏だったな…選曲ミスったかも…。

2021年1月 2日 (土)

銭湯潮流 【 燕湯 : 台東区 】

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  先日、上野で映画を観た際、思いのほか時間があまったんで、以前から
 行きたいと思っていた、TOHOシネマズ上野および最寄りの JR 線 御徒町
 駅からともに 3 分もかからないところにある 「 燕湯 」 に行ってきた。
  なんでもこの銭湯は建物と、浴室にある富士山の溶岩で作られた大き
 きな岩山が、現在では富士山が国立公園となって溶岩などの鉱物を持ち
 出すことは当然できないことから、東京都の銭湯では唯一の国の有形文
 化財に登録されているという歴史ある銭湯。
  中は思ったほど広くはなしも、富士山の溶岩で模した滝は思いのほか
 見応えあり。 湯の温度は江戸の下町らしくかなり熱めと聞いていたのだ
 けれども、早朝開店の午後 8 時閉店ということで、夕方も 5 時にもなる
 と、かなり温めの状態に…。
 
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  店先にある 「 登録有形文化財 」 のプレート
 と、板に 「 わ 」で 【 湯が沸いた 】 つまり営業
 中、「 ぬ 」 で【 湯を抜いた 】 となり閉店を知
 らせるプレートも。 これは江戸情緒が残る上
 野界隈らしく江戸言葉かと思いきや、アーティ
 ストの人が作ったものとのこと。
 まぁ、アーティストだから自己アピールってぇ
 のも必要なのは解るけど、せっかく江戸情緒
 が出ててイイ感じなのに、語ることで野暮にな
 っちゃってるのがもったいない。
  夕飯前の 5 時ころに風呂に入ると、もぅ動く
 気もしねぇし、眠くなっちゃってダメだね…。
 でも、出先で風呂に入るってぇのもこれまた気
 持ちがイイんだよね♪

2020年12月31日 (木)

20年 劇場公開映画 個人的ベスト10

 今年も例年の如く 20 年に劇場で観た作品の中から強く印象に残った 10 本と、期待したけど全力で裏切られた作品 1~2 本をゲロって、本年度の記事投稿を終えようと思う。 てぇことで張り切って行ってみよッ!
 
【 ベスト10  (*゚∀゚)=3 ムッハー 】
 
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Main
 
 
 
 
 
 
 
 
  2 )、 「 ホモ・サピエンスの涙
  3 )、 「 Away
  4 )、 「 ミッドサマー
  5 )、 「 博士と狂人
  6 )、 「 透明人間
  7 )、 「 鵞鳥湖の夜
  8 )、 「 パブリック 図書館の奇跡
 
 今年はコロナ禍のために、映画館が2 か月間ほど閉鎖されたり、多くの話題作の公開が延期されたりの影響で、例年と比べると劇場に足を運ぶ回数が大きく下回ったけれども、それでも思いのほかそれなりの本数には達したかなぁといったところ。
そんなワケで今年の 1 位は例年の如くシーズン終盤に飛び込んできた 「 ホモ・サピエンスの涙 」 「 Away 」 との接戦を制した 「 ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方 」 に決定。
正直なろこと 1~4 位はどれも差がなく、未だにこれで確定してしまってよかったのか? と思わなくも…。
残りはイイ意味で大きく裏切られた、もしくは期待を大きく上回ったもので、コロナ禍で公開本数が減ったなかにあってもキッチリと強い印象を残した優れたラインナップ。
 
 期待をさせておいて、それを見事以上に裏切った作品に対しての 【 ドギャ━━(゚ロ゚;)━━ン!! 賞 】 と、印象の強かった俳優さん & 監督さん賞を発表。
 
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 【 ドギャ━━(゚ロ゚;)━━ン!! 賞 】 : 「 新解釈・三國志
 
  文句のつけようがねぇくれぇに、ひでぇという近年稀にみるこれ以上ねぇ理由で 「 新解釈・三國志 」 に決定。
 確か去年は異例の邦画 3 作品、何年か前には 「 関ケ原 」 と思いのほかハリウッドの娯楽作品以上に邦画の
 方が、この賞を受賞している気がする…来年は良作の邦画が豊作であることを願うばかり。
 
 
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 【 監督賞 】 : 英勉 「 前田建設ファンタジー営業部 」 & 「 ぐらんぶる
             & 「 映画 『 映像研には手を出すな! 』
 【 男優賞 】 : ショーン・ペン 「 博士と狂人 」
 【 女優賞 】 : 与田祐希 「 ぐらんぶる 」
           齋藤飛鳥 & 山下美月 & 梅澤美波 「 映画 『 映像研には手を出すな! 』 」
           白石麻衣  「 スマホを落としただけなのに 2 」
           鈴木絢音 「 死神遣いの事件帖 傀儡夜曲 」 
           吉田綾乃クリスティー 「 三大怪獣グルメ 」
 
監督賞は三池崇監督ばりに新作を撮りまくったうえに 【 乃木坂需要 】 を最大限に活用し、そこそこヒットを連発した英勉監督。
男優賞は語るまでもなく、ショーン・ペン。 女優賞は今年映画に出演した乃木坂ちゃんメンバー全員 ( 「 ぐらんぶる 」 「 映像研 」 以外は未見だけど、この際だから OK ってぇことで ) に。 代表してこのたび 3 代目だった かなりん ( 中田花奈 ) が卒業したことで、4 代目オレ的センターとなった与田ちゃんに 💛
 
 というワケで今年一年、仲良くしてもらった皆さんホントに感謝×10であると同時に出来れば来年も仲良くしてもらえると幸いですし、何よりコロナ禍が収束して以前のように観たい作品があり過ぎて、どれを観るかで悩める日が一日でも早く戻ることを願うばかり。 ってぇワケで来年もヨロシクお願いしやす♪

2020年12月26日 (土)

声優夫婦の甘くない生活

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 イスラエル
 コメディ & &ドラマ
 監督 : エフゲニー・ルーマン
 出演 : ヴラディミール・フリードマン
      マリア・ベルキン
      アレキサンダー・センドロビッチ
      エヴェリン・ハゴエル
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1990 年にソ連からイスラエルにやって来た移民のヴィクトルとラヤの夫婦。映画の吹き替えの仕事をしていた 2 人だが、イスラエルでは声優の需要がなかった。 妻のラヤはテレフォンセックスの仕事に就くが、夫のヴィクトルには内緒にしていた。
ヴィクトルもまた、違法な海賊版レンタルビデオの声優の仕事を始めも、秘密が明らかになったことをきっかけに、互いの本音が爆発する。
 
 映画、イスラエル、そして何より海外の 【 声優さん事情 】 と、気になる素材が揃っていることと、作風も大好物のホッコリ系のコメディとあって気になっていた作品。 それに大きくハズレることもなさそうだし、コロナ禍の影響で大満足といかなかった今年の映画ライフをせめて心地よく笑って締めくくりてぇの想いもあり。 そんなワケで張り切って観に行ってきた。
 
 監督さんの映画やフェデリコ・フェリーニ監督に対する愛の深さを表現するために 【 声優 】 を媒体としたのは理解できるも、声優と謳いながらその職業の特色がほとんど描かれていない…吹き替えた映画の登場人物を借りてラヤの心の声を代弁するみたいな演出もなければ、声を活かしたところといえばラヤのテレクラでのバイトくらいなもので、声優という括りが果たして必要だったのか? と思わなくも。
 と思うことは多々あれど、亭主関白を気取るヴィクトルの何事も手前ぇの思い通りに事が運べば満足 = 奥さんのラヤも満足という熟年夫婦の思いや違い心のすれ違いの心模様なんかはリアリティがあってヨカッタし、不器用なヴィクトルがラヤの気持ちを取り戻すためにあたふたと奮闘する姿は微笑ましくある以外、これといって強く惹かれるものはないものの、安牌のオモシロさと心穏やかに観られたりと、予想通り大きくハズれることのない、シーズン〆括りに打ってつけの作品。
 
 ソ連の熟年ユダヤ人声優夫婦が移住したイスラエルでも以前と同じ声優の職に就こうと思うも、事は思うように運ばず…。
という設定だから 「 甘くない生活 」 としたのは十分に解る。 またたびたび引用されるフェデリコ・フェリーニ監督作品のひとつ 「 甘い生活 」 にも巧く掛けてあし、何より原題である 「 ゴールデン・ボイス 」 の意味合いがよく解らんかったんで、今回に限ってはこの邦題は大正解であったなぁと。
 
 20 年シーズンの劇場鑑賞は本作をもって打ち止め。 キレイに 〆ることが出来てヨカッタ、ヨカッタ。
まぁ、そんなワケで来年も素晴らしい映画とキレイなトイレに行き当たるとイイですな♪

2020年12月19日 (土)

新解釈・三國志

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 日本
 コメディ & アクション & 歴史劇
 監督 : 福田雄一
 出演 : 大泉洋
      ムロツヨシ
      橋本さとし
      佐藤二朗
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 今からおよそ 1800 年前、後漢王朝滅亡後の中国では、魏・蜀・呉の三国が分立していた。 乱世の時代、蜀の武将である劉備が多くの配下を従え人々の平和のために立ち上がる。 諸国の武将たちがしのぎを削る中、天下統一を成し遂げるべく南下してきた曹操率いる魏軍 80 万を、劉備と孫権率いる蜀・呉の連合軍 3 万が迎え撃つ 「 赤壁の戦い 」 が起きる。
 
 日本の戦国時代ほどに興味がねぇ…てか、まったくと言ってイイほどに興味がねぇってぇのが、いちばんの要因からか、吉川英治氏の小説版はもちろんとして横山光輝氏のマンガ版ですら幾度となく挫折している三国志。
だもんで正直なところ本作に対してそれほど期待するものも、興味もあるワケではなし…要は他に観たい作品が見当たらないんで、取りあえずで行って、結果オモシロかったで終われれば儲けもんてなぁ心持で観に行ってきた。
 
 福田雄一監督は 「 銀魂 」 「 今日から俺は!! 」 と大ヒットを飛ばしているようだけれども、正直なところあまり興味がないうえに、直感的に肌に合わなさそうという理由から氏の作品を今まで観たことがないんで、他の作品との比較はできないところではあるんだけれども、まぁ初見でも何となく 「 全てにおいてこんな感じなんだろうなぁ 」 と察しがついてしまう。
 まぁそれはそれとして、【 新解釈 】 と謳っているワリには至って普通と言うか、捻りがねぇと言うかで、超ベタな例になるけど、信長は女性だったとか、義経がチンギス・ハンのような突飛なものは皆無。 要は終始ふざけ倒すならば徹底してふざけ倒した新解釈なり新説を持ってきて欲しいということ。 そう言った意味で言えばラストの劉備のセリフは 「 なんでここに来て、急に優等生なセリフを吐く? 」 感が半端なく不要も不要。
極めつけは渡辺直美の笑いのパート以外は、上映時間ほぼほぼ空回りとスベリ倒しの繰り返しの大惨劇の状態で、こういう仲間内でワチャワチャしてる空気が好きな人は好きなんだろうけれど、オレ的には 「 ( 諦めと〆の感じの ) はい…。 」  ってぇ感じで、とどのつまり、当初の直感通り肌に合わねぇ、合うこともなさそうだなぁと…。
 
 豪華なキャスト陣もそれはそれで OK としても、キャラ頼みのクセが強い人ばかりが揃い過ぎるとそれはそれで半端ない食傷気味、膨満感は否めず…途中から出演していないにも関わらず、キャストの半分が 【 竹中直人 】 に見えてくる始末…。
すっかり売れっ子となった賀来賢人も良くも悪くもすっかり 【 絶叫系 】 の肩書が板についてしまった感じがする。
俳優として伸び悩んでいるときに出演した 「 ちはやふる 」 で周防名人役を観たとき、ものすごく好印象で売れて欲しいと思わせてくれた頃が懐かしい。

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